「追い込む」指導
読者対象:
出版年月:
ページ数:168
子どもをやる気にさせて逃がさない!
「追い込む」指導で学習効果アップ!
「子どもたちがのんびりしていて、なかなか授業が進まない…」
「授業時間は限られているのに、無駄な時間が多い気がする…」
このような悩みを抱えていませんか?
子どもの主体性を引き出し、限られた時間の中で最大限の学習効果を生み出すためには、
指導のコツがあります。
絶えず叱ったり、怒ったり、きつい言葉で指示すれば、子どもたちは常に緊張して取り組むでしょう。
ただし、その緊張は長くは続きません。
子どもが「しなければならない」「気を抜く暇がない」と感じ、
授業が面白くて思わず集中してしまう
そのような状態に仕向けていくことが大切です。
それが、「追い込む」指導なのです。
子どもが気を抜けない状況をつくる=「追い込む」
・子どもをやる気にさせて逃がさない
・無駄を省いて学習効果を上げる
・適度な緊張感をもたせる
これでクラスがひきしまる!
はじめに
チャプター1 「追い込む」指導とは?
1 個別指導? 全体指導?
2 子どもが気を抜けない状況をつくる
【コラム1】 楽しい授業とは?〈前編〉
チャプター2 学習指導で「追い込む」
1 板書で集中力を高める
(1)板書のスピード
(2)書くのが遅い子 速い子
(3)わざと板書を書き間違える
2 見える化で自分の状態を把握させる
(1)できたら立つ
(2)名前カードの活用
(3)動作化する
3 適切な時間設定で緊張感をもたせる
4 的確な言葉かけで意識を高める
(1)的確な指示
(2)指示は曲げない
(3)自分の位置を知らせる
5 漢字の指導でやる気にさせる
(1)全員一斉に
(2)一列ずつで
(3)抜き打ち書き順テスト
(4)漢字リレー
6 お絵かきで理解を深める
7 間違い直しで逃がさない
(1)付箋の活用
(2)名前カードの活用
8 満点以上で向上心をもたせる
(1)漢字のテスト
(2)体育のテスト
(3)本読みカード
9 暗記で情報量を増やす
【コラム2】楽しい授業とは?〈後編〉
チャプター3 生活指導で「追い込む」
1 的確な指示で解釈を委ねない
(1)集団での作業
(2)遠足のゴミ拾い
(3)掃除場所のゴミ箱
2 責任の所在をはっきりさせて子どもを動かす
(1)個人の責任
(2)みんなの責任は無責任
(3)グループで責任を分け合う
3 「大坂の陣」でもめごとを解決する
4 褒めて褒めて主体性を引き出す
【コラム3】伊勢市立東大淀小学校の思い出
チャプター4 「追い込む」時に気を付けること
1 いつも同じことをしない
(1)画材の変化
(2)背の順
(3)一日のめあて
2 「分かりましたか?」で済ませない
3 話しすぎない
4 理想ばかりを追い求めない
5 教師にも宿題が出る
6 子どものせいにしない
7 名人の授業にだまされない
8 時々、子どもに負けてみる
(1)宿題プリント忘れ
(2)ない!
【コラム4】楽しい授業に助けられる
おわりに