理科の授業を形づくるもの
読者対象:
出版年月:
ページ数:168
鳴川哲也先生(文部科学省教科調査官)の初の単著!
新しい学習指導要領に基づく授業づくり
その道しるべとなる理科授業のバイブル!
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●理科とはどのような教科なのか
●理科を通じてどのような子どもの「資質・能力」が育まれるのか
●理科で育まれる「問題解決の力」とはどのような力なのか
●「自然に親しむ」とはどういうことか
●「見方・考え方を働かせる」とはどういうことか
●「科学的」とは、どういうことか
●これからの理科の授業をどのようにつくっていけばよいか
本書は、学習指導要領に定める理科の目標と対応させながら、上記に示す「問い」を明らかにします。
「小学校学習指導要領理科」(教科目標)
「自然に親しみ」【→第2章】、理科の「見方・考え方」【→第3章】を働かせ、見通しをもって観察、実験を行うことなどを通して、自然の事物・現象についての「問題を「科学的」【→第4章】に解決」【→第1章】するために必要な「資質・能力」【→第5章】を次のとおり育成することを目指す。
(1)自然の事物・現象についての理解を図り、観察、実験などに関する基本的な技能を身に付けるようにする。
(2)観察、実験などを行い、問題解決の力を養う。
(3)自然を愛する心情や主体的に問題解決しようとする態度を養う。
第1章子どもに学ぶ
1. カエル
2. カマキリ
3. モンシロチョウ
4. 水の沸騰
5. 「問題解決」と授業づくり
第2章自然に親しむ
1. 理科が好きな人
2. 自然を身近に感じる
3. 「自然に親しむ」と授業づくり
第3章見方・考え方
1. 新学習指導要領における「見方・考え方」の整理
2. 「見方・考え方」を働かせる私
3. 「見方・考え方」を働かせることと授業づくり
第4章科学的
1. 新学習指導要領における「科学的」の整理
2. 「科学的」の説明なのにUFOの話
3. 「科学的」と授業づくり
第5章資質・能力
1. 資質・能力と東日本大震災
2. 「問題解決の力」
3. 「資質・能力」と授業づくり
第6章「私のなかの理科を形づくっているもの」から見える理科授業
1. 第6学年「水溶液の性質」の授業(京都の実践)から
2. 第5学年「ふりこの規則性」の授業(三重の実践)から
3. 第3学年「ものと重さ」の授業(横浜の実践)から
第7章評価
1. 観点別学習状況の評価
2. 子どもを理解するということ