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算数授業研究 No.153 子どもを算数好きに育てるコツ パート2指導法編

筑波大学附属小学校算数部/編


読者対象:小学校教員

出版年月:

ページ数:72

編集後記

◆「子どもを算数好きにするコツ」という特集テーマは,「コツ」という方法論を論じること以上に,「算数好き」を算数科の目標にすることに意味があると考えてのことである。私たちの算数授業の評価の視点にもなりうると考えている。
◆手前味噌だが,そろった原稿を見て改めて編集部で考えた26のコツの項目が面白いと思った。「全員が『わからない』ところから始める授業構成」とか「価値づけすることを子どもに委ねる」など,普段あまり行わない手法が入っている。本特集を考えるとき,実はこの項目立てが要だと思っていた。私たち現場教師の問題意識を反映したものでなければならない。読者の皆様が読んだときに「もう知っているよ」とか「こんなの必要ない」とならないように。こんな視点があったのか,と共感していただけるような項目づくりを目指した。
◆第2特集の「感覚を豊かにする活動16」も結局のところ「算数好き」に結びつくものである。活動自体が楽しいし,数感覚や図形感覚を身につけることができる。これだけのネタを知っておくだけで,これからの授業づくりの宝になると思う。
◆本特集の原稿を執筆するとき,まだ算数を好きにさせることができていないと思われる子どもの顔が頭に浮かんだ。あの子に好きになってもらうためにどんな工夫をしようかな。そんな思いから授業づくりを始めてみようと思う。

目次
算数授業研究 No.153 CONTENTS ▲
FEATURES
 子どもを算数好きに育てるコツ パート2

02 提起文 子どもを算数好きにするコツ ▶盛山隆雄

04 子どもを算数好きにする 「教師の授業技術」総論 ▶大野 桂

06 コツ1 先行知識がある子どもに優位性がうまれない発問 ▶大野 桂
07 コツ2 子どもの表現をもとに深い学びに導く発問 ▶青山尚司
08 コツ3 遅れる子どもをつくらない全員参加のための発問 ▶盛山隆雄
09 コツ4 子どもを算数の世界にぐっと引き込む問題提示 ▶田中英海
10 コツ5 考え始めとなる思考のスタートラインをそろえる ▶大野 桂
11 コツ6 全員が「わからない」ところから始める授業構成 ▶盛山隆雄
12 コツ7 めあてが焦点化された自力解決 ▶田中英海
13 コツ8 めあてが自由設定の自力解決 ▶大野 桂
14 コツ9 ペア対話を形式化しない方法 ▶盛山隆雄
15 コツ10 解きなおし・考えなおしを保証する ▶青山尚司
16 コツ11 試行錯誤して自らヒントをつくる ▶森本隆史
17 コツ12 操作活動で思考を活性化する ▶中田寿幸
18 コツ13 「わかる」ためには,まずは「聞けた」から ▶大野 桂
19 コツ14 価値づけすることを子どもにゆだねる ▶青山尚司
20 コツ15 思考を広げるためのオープンエンド ▶森本隆史
21 コツ16 子どもが本質に触れたときこそ,教師はとぼけ,問い返す ▶盛山隆雄
22 コツ17 日常生活に関する問題からの授業づくり ▶田中英海
23 コツ18 思考力を育てるノートの書かせ方 ▶田中英海
24 コツ19 比較検討は簡単な場面からより深く ▶田中英海
25 コツ20 協働的な学びを活性化する板書 ▶中田寿幸
26 コツ21 子どもの問いのつくり方と活かし方 ▶森本隆史
27 コツ22 学び合いを深める発表のさせ方 ▶青山尚司
28 コツ23 授業に連続性をもたせる ▶盛山隆雄
29 コツ24 いつでも使えるものへの洗練 ▶青山尚司
30 コツ25 特殊な場面から問題解決のヒントを得る ▶青山尚司
31 コツ26 数学的な見方・考え方の振り返り ▶田中英海


32 子どもを算数好きにする 「感覚を豊かにする活動」総論 ▶中田寿幸

34 活動① さいころを使った活動・数感覚(低学年) ▶大野 桂
35 活動② 数表を使っ活動・数感覚(低学年) ▶森本隆史
36 活動③ 数カードを使った活動・計算(低学年) ▶田中英海
37 活動④ パターンブロックを使った活動・図形感覚(低学年) ▶田中英海
38 活動⑤ 色板を使った活動・図形感覚(低学年) ▶大野 桂
39 活動⑥ かけ算九九に関する活動・計算(低学年) ▶森本隆史
40 活動⑦ 立体と展開図に関する活動・図形感覚(中学年) ▶中田寿幸
41 活動⑧ 量感(重さ,液量,長さ)を育てる活動(中学年) ▶中田寿幸
42 活動⑨ 大きな数に関する活動・数の大きさ(中学年) ▶森本隆史
43 活動⑩ 小数または分数に関する活動・意味(中学年) ▶青山尚司
44 活動⑪ 計算の性質に関する活動・計算(高学年) ▶盛山隆雄
45 活動⑫ 体積に関する活動・立体感覚(高学年) ▶田中英海
46 活動⑬ 対称に関する活動・図形感覚(高学年) ▶青山尚司
47 活動⑭ 作図に関する活動・論理(高学年) ▶盛山隆雄
48 活動⑮ 資料の整理に関する活動・データ(高学年) ▶盛山隆雄
49 活動⑯ 対称図形をつくる・図形感覚(高学年) ▶盛山隆雄


50 一人一台の端末を生かした授業づくり ▶盛山隆雄
52 思考力を育むおすすめのおもしろ教材 ▶松瀬 仁
53 見て,見て! My板書 ▶正 拓也
54 若手教員奮闘記 ▶小原 竣
55 全国算数授業研究会 月報:実践報告 ▶山本聡一
56 笠井健一の算数授業全国行脚 ▶笠井健一

REGULARS
58 算数を創る子どもと教師 ▶田中英海
60 趣味の割合 ▶青山尚司
62 算数授業を左右する教師の判断力 ▶森本隆史
64 ビルドアップ型問題解決学習 ▶大野 桂
66 算数的な感覚を豊かに育てる授業づくり ▶中田寿幸
68 数学的活動を通して学びに向かう力を育てる ▶盛山隆雄
70 算数授業情報 ▶中田寿幸
表紙解説 「4コマ造形発想/時間経過と動きTime passage and movement」 八洲学園大学 特任教授 佐々木達行
テーマの表現主題は「時間経過と動き」である。ひとつの視覚的な視点から「ものごと」を捉えて表現するのが絵画である。それらは「ものごと」の断片的な状況であり,時間経過や動き等の表現は弱点となる。今回のテーマは,それらを補うための表現発想と方法の模索であり,4つの視点から「時間経過と動き」を捉えた表現を試みた。同一画面に複数の状態を描く。地図上に時間経過の状況を俯瞰的に描く。ものの動きの軌跡を描く。ものの連続的な動きの状態を重ねて描く,等々の試みである。
著者プロフィール
筑波大学附属小学校算数研究部
筑波大学附属小学校は、明治時代に設立された日本初の国立師範学校を前身としてもつ。準教科担任制を敷く同校の算数研究部は、国内の算数教育を力強く牽引する。年4回の「『算数授業研究』公開講座」をはじめ、各教諭が特色のある研究会を主宰するなど、国内外から年間1万人以上の教育関係者に研究成果を供している。